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2013年11月29日

「~しなければ」 ~ 法助動詞 should, have to, must の使い分け

Should、have to、must は動詞の原形に「~しなければ」という意味を持たせる法助動詞です。これらをうまく使い分ければ、自分にとってその事柄がどれだけ重要なのかを表現することができます。また、had better はこれらの法助動詞とは別な意味があるので気をつけましょう。
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Had better は忠告や脅しに使われる助動詞句だということをご存知でしょうか?Had better の better は「より良い」という意味ではありません。イディオムは分解せずにフルセットで理解しましょう。

~したほうがいい 


Should は一般常識を表す法助動詞で、肯定文なら「したほうがいい」、否定文であれば「しないほうがいい」という意味になります。
I should go to college.
私は大学へ行くべきだ。

You should not lie.
ウソを付くべきでない。
Should で表されたことはあくまでも「一般常識」であって、本人の意志とは限りません。なので、should の表現の後に but + 本音が続くことがあります。。
I should go to college but I am not ready.
大学へ行くべきだけど(心の)準備ができていない。

I should go to the doctor but I am so busy.
病院へ行くべきだけど、とても忙しい。
※Should には「わかってはいるんだけど」「常識ではそうだけど」という感じの、まだ迷っている印象を与えることがあります。そういう意味では、日本の「~しなければ」とはちょっと意味が違います。

~しなければならない


Must は「他に選択肢が無い」ときに使います。たとえば、
  • 法律で決められていること、
  • 緊急せいのあること
  • しらなければ状況が悪化すること
  • 倫理的に正しいこと
を表現するときなどに使われます。
You must call an ambulance.
救急車を呼ぶべきだ。

We must return the money that we found.
私達は見つけたお金を返さなきゃ。

He must not take accept that bribe.
彼は賄賂を受け取ってはいけない。

~しなければならない(と自覚している)


Have to は「しなければならないと自覚している」、「緊急性を感じている」場合に使います。

同じ意味の have got to は口語なので、正式な文章やビジネスメールで使うことはできませんが、ブログやSNSなら使ってもOK。

Mustとの違いは、本人の考えや意思であるということです。
I have to call my brother right now.
今すぐ兄に電話をかけなければ。

I have to return this book to the library.
この本を図書館へ返さなきゃ。

I have got to study for my algebra test.
数学のテストの勉強をしなければ。

You've got to go home and get some sleep.
君はうちに帰って睡眠を取るべきだ。
Twitter 検索結果: 

Had better には別のニュアンスが


英語の参考書には had better が must, should, must と同じような使い方ができると書いてあるのを見たことがありますが、それは間違いです。

Had better には忠告や脅しの含むことがあります。また、「~をしなければ、~が起きる」というような緊迫感も表現することができます。

Had better の better は「もっと良い」ではなく、「~したほうが身のため」という意味だと捉えてください。
You had better go home. Your parents will worry.
ご両親が心配するから、もう帰りなさい。

I'd better clean up the room before my dad yells at me.
お父さんに怒鳴られる前に部屋を片付けなければ。

I had better call my husband and tell him the truth.
主人に電話をして本当のことを言わなければ。
Twitter 検索結果: you had better

Photo by JÉSHOOTS from Pexels

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