1-800-MSDIARY
スマホをお持ちの方は電話の画面を御覧になってください。下の画像のように数字の下にアルファベットの文字が表示されている場合があります。今回はこれらの英字がなんのためにあるのかご説明します。
注:今回の記事のリンクはほとんど英語のウェブページにリンクされています。
ヴァニティーナンバー
これらの英字は特別な電話番号を入力するためにあります。
米国にお住まいの方、お住いまになったことがあるかたはこのような文字と数字の列を見聞きしたことがあるかと思います。
1-800-Flowers- 313-DETROIT
- 1-800-Taxicab
- 1-800-Battery
※ サブタイトルの 1-800-MSDIARY はかけてもつながりません。
このように単語として入力できる電話番語は
phonewords と呼ばれています。Vanity number の長さには制限がないようなのですが、あまり長いものはありません。数字と英字を組み合わせた番号もあるようです。
フリーダイヤルではなく、普通の電話番号としでも vanity number を選ぶことができるようです。Vanity は「虚栄心、うぬぼれ」という意味です。Vanity number が含まれる toll free number を持つことは企業のステータスであり、ちゃんとした会社であるというアピールにもなります。
フリーダイヤル以外のナンバーの企業でもゴロが良い 1111 や 0808 のような番号を選択します。
日本でもいかがでしょう?
日本の企業で主に外国人やおしゃれな若者の客層を持つ会社はフリーダイアルに phoneword にするのも良いかもしれません。0120-STR-EAM なんておしゃれだと思います。(調べましたが、この番号は使われていません。)
昔からありました
上の画像のように数字と文字が組み合わされた回転式の電話のダイヤルは 1950年代に登場し、*や #が追加されたプッシュホン形式の telephone keypad は、1960年代に開発されました。当時から現在の phonewords のように数字を文字に置き換えて覚えやすくするために使われました。たいていは下4桁で4文字の単語や略語の phoneword でした。
昭和50年後半、私が米軍基地で努めていた頃に兵士たちが悩み事を相談できるサービスは 63?-HELP だったことを覚えています。
参考にしたページ:
Photo by
Reynaldo #brigworkz Brigantty from
Pexels
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