snack bar
小学校5年生の頃に初めて飲食店の「スナック」について聞いたのは「小さなスナック」というヒットソングでした。私が認識している
snack (おやつ、間食)とはちょっと違うのは歌詞を聞いてわかりました。「スナック」は日本独特の飲食店なのだと理解したのは中学生の頃でした。今回は「スナック」の英語での説明と、その元になっていると思われる snack bar について書いてみました。
ヒット曲「小さなスナック」と昭和の思い出
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「小さなスナック」の歌詞 を読んだだけでは、スナックというのはどんなお店なのかはわかりません。当初私は「スナック」は「
喫茶店 」のような店だと思い、曲に出てくる「君」はいつも見かける女性客なのだと想像しました、70年台のヒット曲「
花屋の上のカフェテラス [動画] 」と同じように。
中学生の頃、近所に住む日本人のお友達が、「お母さんはスナックを経営してる」と言ったので、どんな場所なのか聞いてみました。彼女は「連れて行ってあげるよ」と言いうので、二人で開店前のスナックへ行きました。友達のお母さんはきれいにお化粧し、素敵な薄紫のドレスを着ていて、透明な氷が入ったオレンジジュースをごちそうしてくれました。
お店の看板には Snack Bar と書いてありました。
(当時の沖縄ではたいていの飲食店やショップには英語の看板がありました。)
誤解が生んだ「スナック」という名称?
Snack bar は日本と米国ではちょっと意味が違うようです。英語のウィキペディアによると、
Snack bar は
an inexpensive food counter that is part of a permanent structure where snack foods and light meals are sold 永久構造物 (ビル、大型店舗、公共施設、等)の中にある低価格の食品や軽食を提供するフードカウンター
どちらかというと、映画館やボウリング場でホットドッグやコーラなどが買える
売店 です。Snack bar の bar は「酒場」ではなく、「
カウンター 」という意味。レストランの
ドリンクバー は酒場という意味ではないのと同じです。
「スナック・バー」の語源(私の憶測)
軽食を提供するバーの名称が必要になったときに「スナック・バー」が採用されたものの、ホステスの方が同席しないので、区別するために「バー」を省いたのではないかと、私は勝手に想像しています。
スナック は、「軽食を提供する酒場」という定義がありますが、カウンターの中で接客する女性がいるのが前提ですね。
「小さなスナック」の「君」は若いホステスの女性だったのでしょう。
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