今回は動詞の miss に関する記事の第二弾。「~逃す」「~が無くなっている、~がいない」「~を休む」と言う意味を紹介します。
以前の記事(
「会えなくて寂しい」 MISS という動詞)で
miss という動詞は「憂い」を表現できることを紹介しました。今回はその他の意味を紹介します。
いなくなっている人、無くなっている物が主語
この表現では、動詞は進行形の受動態で、不明な人物や紛失した物が主語になります。
A 5-year-old boy has been missing since 6pm yesterday
五歳の男の子が昨日の午後6時から行方不明になっています。
My wallet is missing.
私の財布が無くなっている。
The second volume of the series is missing.
シリーズの二巻目が無くなっている。
Three puzzle pieces are missing.
パズルのピースが3個足りない。
行方不明な人物や物が目的語の場合、失くした人に着目しています。こちらも「無くなっている」と、「足りない」が表現できます。
I am missing two Lego pieces.
I am still missing three reports.
3人の生徒がまだレポートを提出していません。(=レポートが3人分足りません。)
We are missing two sopranos from the glee club. Please sign up.
グリークラブのソプラノが2人足りません。ぜひ入会してください。
日々の生活の中で、色々なものを「逃す」ことがあります。テレビ番組、バス、作文の誤字、チャンス、など。英語ではこれら全てを miss で表現できます。
見逃す、聞き逃す
He missed a wonderful chance to become a professional dancer.
彼はプロのダンサーになるすばらしいチャンスを逃した。
She was late and missed the first 10 minutes of the lecture.
彼女は遅刻したせいで、講義の冒頭の10分を聞き逃した。
I missed yesterday's episode of "The Empire."
I got distracted and missed the part about the fuel surcharge.
注意がそれて、燃料サーチャージの部分を聞き逃した。
The kids missed the 7:15 bus.
I just got here. What did I miss?
今到着した。その前に何があった?/私は何を見逃した?
You missed a spelling error when you were proofreading.
He missed a spot when he was waxing the floor.
~(行き違いなどの理由で)会えなかった、見かけなかった
「行き違いになる」、「何らかの理由で会えない」などの意味でも使えます。例文での just は「たった今」「~ばかり」のニュアンスがあります。
You just missed Bob. He left 5 minutes ago.
ボブは5分前に出たばかりので、お会いになれません。
You missed the manager by one minute.
マネージャーは一分前にでかけたよ。(=一分の差で会えなかった)
I missed you at the party last night.
昨日パーティーで会えなかったね。(=あなたを見かけませんでした。)
~を休む
何かの事情で学校や仕事、習い事などを休んだ場合、その日数を表現するときにも使います。
パターン: 主語 + miss + 期間 + 休むもの (+理由)
I missed three days of work due to a cold.
We missed three school days because of a snow storm,
Our team missed a week of practice because of the rain.
私のチームは雨のせいで一週間練習ができなかった。(=練習する機会を逃した。)
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