2016年8月7日日曜日

「エールを送る」を英語で表現しよう ~ We are cheering him on!


"Ooh! A-lei-a-lei"


「エールを送る」は和製英語です


オリンピック、サッカーワールドカップ、高校野球など大きなスポーツイベントのニュースでよく耳にする「エールを送る」という表現ですが、私の幼なじみでインターなショルスク-ルのクラスメートT君はかなりの違和感を抱くようです。

「あれはどうにかならないか?日本語の読み書きできるんだろ?日本のWikipedia に書くとかできない?」と苛つきます。

私はウィキペディアの編集はできませんが、ブログはやっているので、ここで彼の願いを聞き入れたいと思います。

まず「エール」というのはなんでしょう?名詞としての yell は二つの意味があります:
1(苦痛・恐怖などの)叫び声,わめき.
2《米・カナダ》 (大学などで味方の選手応援のための)エール.
「エールを送る」のエールは二番の意味ですね。

90年以上の歴史を持つテキサスA&M大学の応援団の yell leader (エールリーダー)による実際のエールです:


なんとなく日本の応援団に近いものを感じませんか?(日本の応援団の方がキレがあるような気がしますが。)

エールというのは応援団の「掛け声」と同じなので、「エールを送る」は「掛け声を送る」という意味になります。日本語でいうと不自然さを実感していただけるでしょうか?

立教 応援団
立教 応援団 posted by (C)taki

チアリーダー達が軽妙なダンスやアクロバティックな演技をしながら応援するのに対して、エールリーダーは声と勇ましい動きで観衆を先導します。

冒頭の水泳の写真のキャプションは水泳チーム用のエール台本でみつけて応援の掛け声です。

英語ではどう言えばいい?


「エールを送る」を英語に send a yell と訳して使っても多分通じません。私も最初は意味がわかりませんでした。「応援している」というより、「怒鳴っている」いる印象があります。一般的には cheer という言葉が一般的です。

前置詞の on と組み合わせると、「最後まで、または、すっと応援する」という意味です。

パターン: cheer + 目的語 + on

    We cheered our team on.
    私達はチームを応援した。

    Even though the team was behind 10 to 2, the crowd kept cheering them on.
    チームは10対2でリードされていましたが、観客は応援し続けた。

Cheer と for と組み合わせると「~を応援する」という意味です。

パターン: cheer + for + 目的語

    I am cheering for the Dolphins.
    私はドルフィンズを応援しています。

    We traveled here all the way from Oita to cheer for Naoto.
    私たちは直登くんを応援するためにはるはる大分からやって来ました。

Be behind という表現もあります。「後ろで見守っている」という感じです。


パターン: be + behind + 目的語

    We are behind you 100%。
    私達はあなたを応援しています。

    Don't worry. We are right behind you.
    心配しないで。私達がすぐそばにいるよ。(応援してる、見守っている)

Google 画像検索: We are behind you. 最近ではこの表現はテロや銃犯罪などの被害に遭った方々への哀悼の言葉としてもよく使われます。


英語で「頑張れ」とは言わない


日本で応援の意味でいう「頑張れ」は外国人選手には言わないほうがいいでしょう。文化の違いでしょうが、日頃から頑張っている人にそれ以上「頑張れ」ということはしません。

ですので、Do your best.的な掛け声は控えましょう。


「エールを送る」に近い英語


実は「エールを送る」に近いことばがあります。

  Send three cheers
  応援の言葉を三唱しよう。

です。「応援の言葉を三回唱える」と言う意味ですが、日本の「万歳三唱」に近いです。映画やドラマで眼にしたことがあるかと思いますがこんな感じのコール・アンド・レスポンスです:


  MC: Let's send three cheers to the graduates. Hip hip!
  Audience: Hooray!
  MC: Hip hip!
  Audience: Hooray!
  MC: Hip Hip!
  Audience: Hooray! (applause)

    司会: それでは卒業生に応援の掛け声を3唱しましょう。ヒップ・ヒップ!
    観客: フレー!
    司会: ヒップ・ヒップ!
    観客: フレー!
    司会: ヒップ・ヒップ。
    観客: フレー!(拍手)


Google 検索結果: send three cheers

お気づきかもしれませんが、「フレー」というのは、応援団長が「フレーフレー、赤組」などとコールするあの「フレー」と同じです。

Wikipedia によると、Hip hip の語源は諸説ありますが、Hooray はモンゴル語を雄叫びが元になっているようです。

これは私が小学生の頃にテレビで流れていたCMです。森永エールチョコレートは50円だったのですね。



Photo by: Dave Mark


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