2016年6月16日

Up to というイケてる副詞

Are you up to the challenge?
Up to というイケている副詞が日本で十分に活用されていないことを常々残念に思っていました。今回はWeblio英和辞典に出ている up to の定義や例文をに沿って、活用法をご紹介します。

最大~、(今の今)まで


To が「まで」、up 「最高」「最終」などの上限や期限を表しています。

日常会話では up to now 「今の今まで)という表現で使われます。 広告では savings of up to 40% (最大40%お得)などのキャッチコピーとして目にします。

Sign up now and save up to 40%.
今お申し込みになれば、40%お得になります。

This project could take up to a week to complete.
 このプロジェクトは完成まで最長一週間掛かりそうです。

Up to now, I thought Alice was your girlfriend.
今の今まで、アリスは君の彼女だと思ってた。 

Please fill the glass up to here.
グラスのここまで注いでください。

~こなすせる、~に向いている 、~することができそう 


 難しい仕事や、大きなチャレンジに「挑む心構えができてる」、「自信がある」、「耐えぬく」ことができるという意味にも使えます。

Up to の目的語は形のある物でっはなく、work (仕事)、challenge (挑戦)、responsibility (責任)の抽象的な名詞、または completing  (完成する)、winning (勝つ)driving (乗る)のような動名詞を付けます。

Yes, I am up to the role of team captain.
はい、私はチームキャプテンの役割を十分に果たせます。

Takeru is a good employee but I don't think he is up to the job of editor.
タケルくんはいい社員だか、編集長の仕事には向いていないと思う。

挑発的なキャッチコピーとしてもよく使われます。

Are you up to driving our latest model?
君にうちの新型車が運転できるか?

The Iron Man Race. Are you up to the challenge?
アイアンマンレース。君はチャレンジできるか?

この表現は決して「どうでもいい」というような投げやりな意味では使われません。超ポジティブな言い方です。

たくらんでいる、やろうとしている 


企みは悪意ある場合とそうでない場合がありますが、どちらにも up to で表現できます。

A: Mr. Weiss want to see last month's sale report.
B: What is he up to?
A: ワイスさんが、先月の販売報告が見たいって。
B: 何を企んでいるんだろう。

A: The boys asked me  for a box of matches and some old newspapers.
B: What are they up to?
A:    子どもたちがマッチと古新聞が欲しいんですって。
B: なんに使うんだ?

おちゃめに「なにしてるの?」と尋ねるときにも使われることも。目的を知りたいときにも。

A. Hi honey, I'll be at Roy's place for a couple of hours.
B: Okay. What are you guys up to?
A: もしもし。僕、二時間ぐらいロイの家にいるから。
B: は~い。2人でなにしてるの?

What are you doing?(何しているの?)に比べて威圧感のない、楽しい表現です。

~次第、~のすべきこと


「君次第だ。」「私の独断で決める」というような表現で up to + 人 が使われます。

A:  Should I order more wires?
B:  It's up to you.
A:  ワイヤーをもう少し注文した方がいいかな?
B:  君次第だ。(君に任せる。)

It's up to me to decide on your penalty.
君たちのペナルティーを決めるのは私だ。

It is up to her to ask for assistance about the matter.
その件に関して協力を要請するのは彼女の算段だ。

Up to って今すぐにでも使える表現だと思いませんか?これまでは全く違う言い方をされていた方もボキャブラリーに加えてください。

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