2015年11月13日

Miss は「間違える」という意味ではありません

She made a boo-boo.

Miss は「間違える」という意味の動詞ではありません。「ミスをしました」を正しく表現する方法を紹介します。

Missは「間違える」という意味ではない


日本語の「ミスをしました」を英語に訳すときの動詞に miss を使うことはできません。正しく訳す場合は次の通りです:
I made a mistake in the reservation form.
予約のフォームで入力ミスをしました。
 また、「ミスがある。」を英訳する場合に miss ではなく、 error を使います。
 There is an error in the document.
 文書にミスがあります。
 統合型オンライン辞書サービスWeblio で、動詞の miss は

「日本語の「ミスする」のような「間違える」の意味はない》.」

 と説明しています。

動詞としての miss は「的をはずれる」という意味があります。Weblioの例文を見てみましょう:
 I fired twice but missed both times.
 2回撃ったが2回とも的をはずれた。

評価としての miss


Miss は名詞として使うこともできます。当たりが hit、 ハズレが miss と表現して、色々な評価に使われわす。
We went to three restaurants during our trip (2 hits and 1 miss)
旅行中、三軒のレストランに行きました(一軒だけはずれ)。

The chocolate cake was a hit but the angel cake was a miss.
チョコレートケーキは当たりましたが、エンジェルケーキは売れませんでした。

Of the five new songs, there were 3 hits and 2 misses.
5つの新曲のうち、3曲がいい曲で、2曲はハズレでした。

Was the concert a hit or a miss?
ライブはよかった?悪かった?

「ミス」は英語でどう表現する?


「間違い」を miss と訳すのは間違いです。ミスを英語で表現するときは、

  動詞: make a mistake, make an error, err, misspeak, miswrite, misspell
  名詞: mistake, error, misspelling, blunder, boo-boo
I may have made a mistake when I ordered the dress.
ドレスを注文したときにミスをしたかもしれません。

There is an error in your calculations. Can you do it over?
あなたの計算にミスがあります。やり直していただけますか?
よく考えると、misspell, misspeak, miswrite のように「まちがい」を表現する動詞につく、 mis という接頭辞のせいで miss ということばは「間違い」という勘違いにつなかったのかもしれません。

結論としては、 miss を「間違い」という意味で使うのは立派な和製英語ということになります。こういう使い方は日本人にしか通用しません。

その他の正しい miss の使い方にはこれらの記事をご覧ください。:

Photo source: Gratisography

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