2014年6月26日

自動翻訳で訳された日本語 Lost in Translation

ノートパソコンに向かい頭を抱えている若い男性

自動翻訳はあまりメールやSNSの投稿を書くことに適していません。どちらかと言うと外国語の文章の文脈を理解するのに適しています。

英文を日本語に自動翻訳した場合


CollegeHumor Channel という若者向けユーモアサイトに7 Things You Will Only Understand If You Are Japanese (「日本人でなければわからない7つのこと」)という記事がありました。(この記事は削除せれており、上のリンクはアーカイブサイトへのものです。)


記事は日の丸の写真と日本語が6行、英語が一行のシンプルなもの。興味津々で読んでみると、意味がわかりにくいと感じました。

多分、これはGoogle 翻訳のような自動翻訳機で訳したのか、辞書を引きながら訳したのだと思います。

外国人から見ると、ちゃんとした日本語に見えるのかもしれませんが、この記事を高く評価する日本人ことはないでしょう。なんとなく意味は理解できても、ちゃんとした日本語ではないからです。

作者はオチだけが書きたくて日本語にはあまり気を使わなかったのだと思います。

一番目の項目は:
1.私達は自殺の速い速度を有する。
これを頭の中でまず英語に訳して、それをまた日本語に訳し直すと、

   1.日本では急激に自殺が増えている。

となります。

コメント欄を見ると、日系人と思われる方がその日本語を英語に訳しています。そういう意味なのかな、と思いつつも、あの日本語の酷さに比べる気になれません。

日本のJ-Popの曲の中の英語の歌詞にもこんな感じの物が多いのです。単語を拾って意味はなんとなく伝わるのですが、ちゃんとした英語として評価することはできません。

日本語に自動翻訳した有名な曲


これは有名な英語の曲を自動翻訳したものです。

こんにちは、私の古い友達、闇
私はまたあなたと話しに来ました
ビジョンがそっと忍び寄るので
私が寝ている間に種を残した
そして私の脳に植えられたビジョン
まだ残っています
沈黙の音の中で

サイモン&ガーファンクルの名曲 Sounds of Silence の歌詞を自動翻訳しましたが、なんとなく意味が理解できても、心が受け入れない箇所があるかと思います。

自動翻訳機はまだまだ言葉を変換するだけで、わかりやすい文章で表現するレベルにいたってはいません。外国語の文章を理解するのに適したツールです。発信したい文章を訳すレベルには不向きです。


Lost in Translation


この記事のタイトルの Lost in Translation についてご説明します。この表現は2003年の映画「ロスト・イン・トランスレーション」の原題。「翻訳の中で失われた」という意味。



Photo by Oladimeji Ajegbile from Pexels
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Edited 20/04/25 Entire post re-written

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