2011年9月12日

「もしかして」を補助動詞+現在完了形で表現する

森林の中の木の橋の上で、景色を眺めている男性
I must have gotten lost.
「もしかしたら~」と英語で表現する場合、法助動詞と現在完了形を使います。この場合、maybe, perhaps という意味の副詞は必要としません。Might, may, must を使い分けることで深刻度を変えることができます。

Perhaps や maybe を使う場合


過去に起きたことについて、推測するときによく perhaps や maybe を使います。

  Maybe he went home. 
  もしかして彼は帰ったかも。

  Perhaps she was angry. 
  彼女は怒っていたかもしれない。

でも、perhaps や maybe を使わずに、過去を振り返って推測する方法があることをご存知でしょうか?しかも、どれくらい推測に自信があるかも同時に表現できます。

法助動詞 might, may, must 


過去を振りって推測するときにはmust, may, might の3つ補助動詞 + 過去分詞 を使います。

「もしかして」という意味の補助動詞+現在完了形
表現 意味 信憑性
Might+現在完了 ~だったかもしれない 根拠はない、当てずっぽう
May +現在完了形 きっと多分~だっただろうやや確信があある
Must + 現在完了形 絶対に~だっただろう 確信している

「もしかしたら」、「~かもしれない」 might have~


Might+現在完了形の組み合わせは「もしかたら~だろう」「~だったかもしれない」。まったく曖昧で根拠はなく、ほぼ推測です。悪く言えば当てずっぽう。軽はずみな表現になることがあります。

  I might have seen your sunglasses in the living room. 
  君のグラサンをリビングで見かけたかもしれない。

  He might have gone home before us. 
  彼は僕らより先に帰ったかもしれない。

  He might have taken my jacket. 
  彼は私のジャケットを持っていったかもしれない。

「多分」、「きっと」 may have~


May+現在完了形の組み合わせは「たぶん~だっただろう」「きっと~だっただろう」と、確信と推測が半々な場合に使います。

  He may have taken the wrong bus. 
  多分彼は乗るバスを間違えたのだろう。

  She may have overheard our conversation. 
  きっと彼女は私たちの会話を聴いていたのだろう。

  I may have given her the wrong key. 
  多分私は彼女に間違った鍵を渡したのだろう。

※May と might のちがいを思い出せない場合はどちらを使ってもさほど問題はありません。

確信しているとき must have~


Must +現在完了形の組み合わせは「(絶対に)~だった」「~だったはずだ」という感じたそれなりの根拠があるときの表現です。場合によっては、人を疑ったり、責めている言い方になるので気をつけましょう。

  We must have made the wrong turn at Nago.
  私たちは絶対に名護で道を間違えた。(= 曲がる道を間違えたのだろう。)

  She must have gotten here before us. 
  彼女は我々より先にここに着いたはずだ。

  He must not have known about today’s meeting. 
  彼は今日のミーティングについて知らなかったはずだ。

  I must have gotten lost.
  絶対に道を間違えている。


Photo by Roman Pohorecki

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